「種子島産安納芋プロジェクト」は、
安納芋発祥の地・種子島で育まれた
とびきり甘い安納芋を、
100年後にも食べつづけられるように
支援するプロジェクトです。
農作物との新しい出会いをプロデュースする
「ソノリク農作物劇場」が、
様々なパートナーと協力
しながら推進しています。
協力
種子屋久農業協同組合
鹿児島くみあい食品株式会社
株式会社日高農産
種子島産
安納芋ジャム
「ソノリク農作物劇場」と、高級「生」食パン専門店「乃が美」とのコラボレーションで誕生したジャム。種子島産の高い糖度と極上の食感を誇る安納芋を、乃が美の「生」食パンに合うように甘さや風味をバランスよく調整しご用意しました。
1,080円(税込)
種子島の
「風土」が、
安納芋を生んだ。
安納芋の「安納」とは、
種子島の「安納」地区のこと。
実は、私たちがよく知る安納芋は、
種子島に持ち込まれた
一つの芋から始まっています。
そこには、
種子島の風土と芋の、
幸運な出会いがありました。
安納芋をとびきり甘くする「風」と「土」
種子島は、海に囲まれ標高が低いことから、ミネラルを含んだ潮風が島全体に吹き渡ります。また、種子島は海底が隆起して作られた島であり、もともと海底であったその土壌はミネラルを多く含んでいます。この豊富なミネラルこそが、安納芋の糖度と食感を高めると言われています。種子島は、安納芋を育てるのに最も適した風土を持っていた場所だったのです。
安納地区から生まれた甘い芋=安納芋
そんな種子島に、第二次世界大戦後、東南アジアより兵士が一つの芋を持ち帰り、島内の安納地区で栽培しはじめます。それまで種子島の人々は琉球から伝わったサツマイモを中心に育てていましたが、その兵士が作る芋のあまりの美味しさに、たちまち島中へと広がりました。こうして、安納地区を中心に島内で栽培される芋が、その甘さと食感に親しみをこめて「安納芋」と呼ばれるようになったのです。
「熟成」によって、
安納芋のブランド価値を
高める。
「ソノリク農作物劇場」では、種子島の安納芋農家の方たちとともに、安納芋のブランド価値を高めるプロジェクトを推進してきました。その一つの重要な鍵が、安納芋の長期保管、つまり「熟成」です。
PROJECT 1
安納芋の生産を後押しする
独自の長期保管技術
長年、種子島の安納芋農家を悩ませていたのが、安納芋の長期保管の難しさでした。そこで農作物劇場では、農作物から出るガスを抑制・排出する独自の保管技術を導入。安納芋の特別な甘さを長期間保管することができ、年間を通しての流通も可能に。安納芋を食卓に近づけ、生産量の増加を下支えしています。
PROJECT 2
安納芋のさらなる甘さを
引きだす「熟成」
「長期保管」は、安納芋の「量」だけでなく、実は「質」までも向上させます。安納芋は、一定期間寝かせることで、でんぷん質が糖質へ変化し、とれたての状態よりも甘くなることが分かっています。農作物劇場では、倉庫で熟成させた安納芋を厳選して出荷・商品開発することで、安納芋の「とびきり甘い芋」としての認知をさらに高めているのです。
PROJECT 3
安納芋を、食卓にもっと
近づける新たな商品開発
今まで知られていた安納芋のイメージは、とれたてを焼き芋にしたときの甘さと食感でした。しかし長期保管=「熟成」によって、さまざまな形に商品開発できる可能性が広がりました。老若男女いろんな人が、さまざまなシチュエーションで楽しめる商品として安納芋のおいしさを届けることで、その知名度を高め、新たな農業の担い手を集めることも目指しています。
基腐病への支援
「ソノリク農作物劇場」では、昨年種子島の安納芋を襲った「基腐病」に対する支援も行っています。
プロデュース
ソノリク農作物劇場は、九州一円・西日本の農作物の生産から保管、輸送まで一気通貫で担ってきた株式会社福岡ソノリクが、その技術と知見を活用し、野菜や果物との新しい出会いをプロデュースするプロジェクトです。